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  • 執筆者の写真小川紀美代

ほぼ週間ゴルド通信vol.12 2018.3.25

桜満開、春爛漫! 地球の裏側ブエノスアイレスでは、「やっと涼しくなってきたなあ〜」というところでしょうか。

こんなにも遠い日本とアルゼンチンでも、朝型の私と夜型のフランシスコは順調にコンタクトを取り合い(朝と夕方なので)プロジュエクトにまつわる色々を進めています。

先日はトロイロの歴史的な貴重な写真をなんと547枚!!そして、2012年にブエノスで実施されたToroilo Compositor(作曲家トロイロ)のドキュメンタリー映画の本編と予告編も送っていただきました。 10月に日本でやろうとしている公演はまさにこの日本版とも言えることなので、一週間のツアー中、可能な会場では写真と映画を会場に映し出してみなさんに楽しんでいただこうと、目下その方法とやり方を画策中です。


CD制作も無事、 JASRAC、ISRCの登録などを終え、今週からデザインの打ち合わせに入ります。 CDのライナーノーツをフランシスコにお願いしたら、なんともジーンとする文章を送ってきたくれたので皆さんと共有します。 翻訳は牧野翔氏です。


Kimiyo Ogawa es un artista que usa el bandoneón para expresar su sentimientos, y ella ha elegido homenajear a Aníbal Troilo "Pichuco" interpretando 5 temas con el fueye de PICHUCO, de los cuales tres son de autoría de Aníbal Troilo, otro de Carlos Gardel y Le Pera y un tema de su autoría dedicado a Troilo, 18 de Mayo. En cada interpretación podemos disfrutar de la profundidad de sus arreglos y de su particular forma de frasear con el fueye, logrando una conexión única entre el instrumento y su ejecutante. En Romance de Barrio, nos trasmite un Vals tanguero donde el acento esta en el ritmo. Con La Ultima Curda, recrea la atmósfera de una borrachera interminable. Sur, obra cumbre de Pichuco, logra trasmitir todo el sentimiento que sale desde el corazón. Volver, es una oda al romanticismo y al recuerdo. Y por último 18 de Mayo, de su autoría, es unos de los grandes homenajes que ha recibido Pichuco. He tenido el enorme privilegio de asistir a las grabaciones en Buenos Aires, con el fueye de Pichuco, en los estudios de Juan Libertela, y poder ser testigo de todo ese proceso, pudiendo ver todo el esfuerzo y trabajo que Kimiyo Ogawa ha puesto en ello, pero fundamentalmente todo lo ha realizado desde el corazón y con la calidad de un artista excepcional. Gracias Kimiyo por haber dejado compartir esos momentos, que formaran para siempre unos de mis mejores recuerdos. Francisco Torné


小川紀美代はバンドネオンでその情感を表現する芸術家だ。 今回、彼女はピチューコ(アニバル・トロイロ)の蛇腹(バンドネオン)を使って、5曲の録音をした。 うち3曲はピチューコ、1曲はカルロス・ガルデルとレ・ペラによる作品、そしてもう1曲「5月18日」はピチューコの命日に紀美代が捧げてくれた作品だ。 それぞれの曲で、彼女の編曲とバンドネオンの息吹による、独自の奥深さを味わうことが出来る。これは彼女とピチューコのバンドネオンの間に生まれた、唯一無二のつながりあってのものだと思う。 曲の紹介をしていこう。 「下町のロマンス」は、特徴的なリズムのアクセントを持つ、タンゴ風ワルツの魅力を伝えてくれる。「最後の酔い」は終わりなく酔いしれる様を、見事に表現している。「スール(南)」は、心の底から湧く情感のすべてを込めて伝える事ができる、ピチューコの傑作である。「帰郷」は、ロマンチシズムと思い出に浸らせてくれる壮麗な頌歌。そして最後に、紀美代の作品である「5月18日」は、これまで受け取ったピチューコのオマージュの中で、最も偉大な作品の一つだ。 今回、ピチューコのバンドネオンを用いてのブエノス・アイレスでの録音(於・フアン・リベルテラのスタジオ)及び、長きにわたるプロジェクトの全体に関われたことを非常に光栄に思う。紀美代は、その際立った芸術性と心からの想いと共に、今回の作品とプロジェクトを実現してくれた。 紀美代、本当にありがとう。 一生忘れられない、最高の思い出だ。

フランシスコ・トルネ


さあ、これからはコンサートで演奏する演目の譜面制作に本格的に入ります。 頑張るぞっ!!


今回もゴルド通信、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました! Hasta Pronto!!!


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