Bandoneon
Kimiyo Ogawa
小川 紀美代(バンドネオン奏者)
バンドネオンの音色に魅せられて、ほぼ独学で奏法を学び始め2001年 単身ブエノスアイレスに渡る。2003年、2017年、アルゼンチン最大 の音楽祭コスキンフェスティバルに日本代表として出演、2005年、大 統領府博物館ホール等の公式コンサート、2010年には在ボリビア日本 国大使館主催、在外公館文化事業コンサートでも好評を博す。2007年 からは韓国、香港、マレーシア等のアートフェスティバルに招聘される 等、アルゼンチンタンゴに限らず演劇やダンス、現代美術等とのコラボ レーションに積極的に取り組む。2012年以降はパリ、ドイツ、ノルウ ェーなどヨーロッパでの演奏でも高い評価を受けている。また、バンド ネオンオーケストラ「蛇腹隊」を主宰するなど、後進の育成にも力を注 ぐ。 国内外でも数少ない女性奏者。
"Cuarteto Pichuco"
東京公演(ティアラこうとう)、神奈川公演(ひまわりの郷)に出演。
Violin
Ariko Ishii
石井 有子(バイオリニスト)
国立音楽大学卒業。堀伝氏(元NHK交響楽団コンサートマスター)らに師事。 アルゼンチン・タンゴ・ヴァイオリンをPablo Agri氏に師事。
久石譲監督映画「カルテット」、宝塚歌劇、大地真央主演ミュージカル「風と共に去りぬ」、堂本光一主演ミュージカル「Endless Shock」などに参加する他、「吉田正記念オーケストラ」、歌声喫茶「ともしび」での演奏などさらに活動の幅を広げ、柔らかく美しい音色と、歌心溢れる演奏で定評を得る。
近年はアルゼンチン・タンゴを中心に演奏活動を行い、2012年よりピアニスト金益研二とのデュオ編成を軸に、タンゴを中心とした趣向を凝らした選曲で 独自の世界を表現する自主企画「ささやきのタンゴ・シリーズ」の公演を行っている。
Piano
Kenji Kanemasu
金益 研二(ピアニスト)
作編曲家・ピアニスト。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。06年にはブエノスアイレスにてホルヘ・ドラゴーネ氏にタンゴピアノを師事。08年より世界の音楽とオリジナル楽曲を織りまぜた独自のスタイルでソロライブ「音の散歩」シリーズを展開。ヴァイオリニスト古澤巌のCD「愛しみのフーガ」(2017)に「ブエノスアイレスのワルツ」が収録される他、様々なアーティストへ楽曲・アレンジを提供。ヤマハミュージックメディアより「JAZZアレンジで弾くスタジオジブリ」など、主にポピュラーピアノの編曲譜面を多数出版。ピアニストとしては自身のライブの他に、アルゼンチンタンゴバンドでの活動、多岐に渡るジャンルのアーティストのサポートなど、幅広く活躍中。
Contrabass
Minako Yoshida
𠮷田 水子(コントラバス奏者)
東京藝術大学器楽科卒業。桐朋学園大学音楽学部研究科卒。ドイツ奏法とフレンチ奏法を習得。タンゴ奏法をダニエル・ファラスカ氏に師事。
躍動感溢れるリズムに、低音から高音域まで伸びやかな演奏が特長。多ジャンルのレパートリーを持ち、ソロやアンサンブル、室内楽、オーケストラ等でも幅広く活躍する。
タンゴは『岩崎浤之とタンゴコスモス』として活動を始め、その後、Vo、Vl、Gt、Cbによる『クアトロ・ビエントス』を結成。2015年『ばんだい高原国際音楽祭』に招聘され、リサイタルも行い、好評を得る。
音楽劇や創作バレエ、CDのプロデュースも手がけ、2015年『ACCORD』より𠮷田水子企画を主宰。2017年より“おんがくおしばい『おじゃま猫とたまご』”を全国で上演中。𠮷田水子企画代表。
Co-Starring Artists
10/8 マジー・ノアール
Takaatsu Kinoshita
木下 尊惇(ギター・チャランゴ・うた)
82 年、チャランゴ奏者エルネスト・カブールの招きでボリビアに渡る。カブー ル・トリオのギタリストなどを経て、86 年よりボリビアのグループ「ルス・デ ル・アンデ」のリーダーとなり 4 枚のアルバムを発表、カブールと共に、映画 「橋のない川」の音楽を制作。NHK「美しき日本~百の風景」ではテーマ音楽 を担当、「世界の名峰~グレートサミッツ」に楽曲を提供する。ソロではアルバ ム 5 枚を発表。「ボリビアを知る 73 章」(明石書店)、「中南米の音楽」(東京堂 出版)に執筆。フォルクローレの視点から、音楽本来の意義を考え、全国各地 でさまざまな活動をしている。2017 年 11 月ラパス市立劇場でのルス・デル・ アンデ公演の際、ラパス市文化庁より、長年の文化功労を称えた認定表彰を贈 られた。
10/8 マジー・ノアール
Ryuji Matsushita
松下 隆二(ギター)
福岡市出身。7 歳よりクラシック・ギターを始める。いくつかの国内ギターコン クール優勝ののち渡仏し、パリ・エコール・ノルマル音楽院にて研鑽を積む。 帰国後はソロ・リサイタルのほか、編曲に基づくさまざまな楽器とのアンサン ブルに力を入れる。これまでテレビ、ラジオ出演や数々のレコーディングを経 験する。2012 年より唐人町ギター教室(福岡市中央区)を主宰し、個人レッス ンおよび生徒によるアンサンブル活動にも力を入れている。これまでに故坂本 一比古、A.ポンセ、P.マルケス各氏に師事。故ホセ・ルイス・ゴンサレス、L.ブローウェル、P.ロメロ、福田進一各氏のマスタークラスを受講。
10/11 すてっぷホール
Florez Duo ~ Fredy Florez & Jesus Florez
フローレス・デュオ(ギター、ボーカル)
フレディとヘススの兄弟デュオ。インカ文明の跡がいまだに残る南米ペルーの古都クスコ出身。1990年よりフォルクローレグループ「プカソンコ」のメンバーとして日本各地をはじめペルー、中国、エストニアや米国で演奏活動をおこなう。2002年「フローレス・デュオ」を結成。ペルーの伝統的な音楽「フォルクローレ」から乗りのいいラテン音楽、さらに中南米の多様なリズムを使って、自ら作詞作曲をしたオリジナル曲まで幅広く聴かせてくれる。息の合った絶妙なハーモニーは心に染みこみ、聴く人を魅了する。
最近は日本の音楽をラテン風にアレンジしたりと『国境のない音楽』をめざして挑戦する一方、ケーナ、サンポーニャを教えたりスペイン語講座を開くなど文化活動にも力を入れている。
また、ペルーのクスコにある孤児の施設を支援しており、毎年大阪でチャリティコンサートを開いている。
10/13 ティアラこうとう
Akira Miyakawa
宮川 明(ギター)
三澤勝弘氏にフラメンコギターを師事。2003年に渡西。スペイン・アンダルシアのセビリアで活動を続け05年に帰国。06年セビリア近郊の町サンホセ・デ・ラ・リンコナーダのフェリアに出演。同年アントニオ・カリオン日本公演のプロデュースおよび出演。以降、都内や横浜を中心に演奏活動を行なっている。宮川明フラメンコギター教室(葛西・神保町・関内)を主宰、後進の育成にも力を注いでいる。
10/14 ひまわりの郷
Eduardo Garcia
エドアルド・ガルシア(ギター)
アルゼンチン出身。10歳の頃からギターを始める。ブエノスアイレス、アヴェリャネダ音楽院でアルゼンチン音楽を学んだ 後、ニューヨークに渡り、ニューヨーク市立大学(シティ・カレッジ) でジャズを専攻。在学中2005年将来有望な作曲家に贈られるドレイク賞受賞、2006年ディーンズ賞受賞、2009年プロ・ムジカ賞受賞。
アルゼンチンではタンゴをチョチョ・ルイス、アニバル・アリアスの各氏に、フォルクローレをオスバルド・ブルクア氏に師事。 ニューヨークでは、ジャズをフレディ・ブライアント、ブラッド・シェ ピックに師事。バリー・ハリス(Pf)のワークショップに一年間参加。卒業後は、ニューヨークでジャズやアルゼンチン音楽、ブラジル音楽、 ポップスなどの演奏活動のかたわら、音楽学校で指導にもあたり、 2010年11月より活動の拠点を日本に移す。
日本では、ソロでのライブ活動に加え、トランペット奏者安藤真美子と のアルゼンチン音楽ユニット「シエンプレ・デュオ」、ギタリスト岸峰 洋とのユニット「オン・ザ・ロード」、ギタリスト朝比奈治郎とのジャ ズユニット「E&J」、パーカッション奏者石橋健太郎とのユニット 「DARE」での多方面に渡る演奏活動の他、栃尾克樹(サクソフォ ン)、秋田孝訓(パーカッション)、深沢晴奈(フルート)、有北森 (ギター)、市川真未(ヴァイオリン)など、さまざまなミュージシャ ンとの共演を重ねる。
Tatsunobu Toyosaki
10/14 ティアラこうとう
&10/15 ひまわりの郷
豊崎 竜信(映像)
17才より打楽器奏者として活動しながら、コンサートのプロデュースを開始。その後、舞台演出、映像演出、空間演出、番組・イベント制作を多数手がける。
2003年(株)コゼットを設立。2008年(株)RUN & GUNを設立。
CM、ドキュメンタリー、ミュージカル、MV、プロジェクションマッピンク等、映像のみの世界にとらわれず、音楽、空間、照明、作家など様々なアーティストのプロデュースを試み、総合アート演出を追求している。