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  • 執筆者の写真小川紀美代

ほぼ週間ゴルド通信Vol.20 8.3

CD発売記念コンサートも一段落、各地にお越しの皆様、本当にありがとうございました!

猛暑の8月、いよいよ10月公演に向けて、具体的に進行していきます。


10月の公演では、トロイロのバンドネオンでのソロ、ギターとのデュオ、クァルテート、各地での様々なアーティストとの共演に加えて、特別なプログラムを考えています。


このコンサートツアーでは、日本のタンゴファン、もちろん今までバンドネオンもタンゴも聴いたことがないけど興味のある方も含め、プロアマ問わずのバンドネオンを愛する人たちを繋げたい、という願いを持って始めました。

タンゴの神様、トロイロのバンドネオンがきっと、きっとその媒体となってくれる、そして私はそれをつなげる役目だと。


アルゼンチンタンゴの世界は、狭い。

その中で深く深く、この音楽を愛している人たちがいます。

しかしそんな中で、情報が少ないために交流する術がわからなかったり、また排他的な考えがあることも確かです。

実際、私がバンドネオンを始めた頃はもう、どうしたらいいかわからない状態でした。


今、生徒たちを中心にしたバンドネオンオーケストラ「蛇腹隊」を主宰しています。

少しずつですが、バンドネオンを通じて新しいコミュニティーが成長を始めています。


東京公演10月13日のティアラこうとう、横浜公演10月14日のひまわりの郷でのフィナーレは、バンドネオンオーケストラでの演奏を予定しています。

みんなのレベルは様々ですが、今、それぞれの忙しい生活の中、週末に集まり、練習に励んでいます。

経験者が初心者に教えたり、いろいろなレベルの人がいるからこその学びがあり、だからこそ意味があるし、楽しいのです。


この取り組みは2014年、ブエノスアイレスでも行われていて、トロイロの生家に向かって有名なマエストロたち、アマチュアの奏者たち100名が入り混じってバンドネオンを演奏しています。

その模様は映画”Pichuco”にも収録されており、個人的にはその場面が一番感動的だと思っています。


また、横浜公演では地元の小学生のスペイン語の歌「花祭り」をフランシスコへのウェルカムソングにすべく、これから数回の授業を予定しており、ホールのスタッフの方、先生方のご協力にも感謝しています。


フライヤーには「小川紀美代バンドネオンコンサート」とわかりやすく明記していますが、これはみんなでつくる、コンサートだと考えています。

そして、来ていただく皆さんにもただ「聴きにいく」のではなく、「日本とアルゼンチン、そしてバンドネオンを愛する心がつながる瞬間」をぜひ共有していただきたいと思っています。


今回、韓国からも生徒を含め、3人の奏者が参加してくれます。

音楽は、国境、距離、時間を軽々と超えていきます。


今回、10月12日の映画Pichuco上映会&蛇腹祭、10月13日の東京公演については完全に自主企画として運営しています。

皆さんのお越しを心からお待ちしています!

会場のタンゴバーエルチョクロは約30席、ティアラこうとうは140席と限定されていますので、早めのご予約をお願いします。

メールでお名前と枚数をお知らせいただければ優先予約させていただきます。

よろしくお願いします!


10/12(金)

映画”Pichuco”上映会&蛇腹祭 http://el-choclo.com/contents/?page_id=4

@雑司が谷 タンゴバーエルチョクロ

出演: 小川紀美代(Bn)、蛇腹隊

19:00open/19:30start ¥2500

*参加バンドネオン奏者募集中!映画鑑賞のみもOKです。


10/13(土)

Encuentro con Anibal Troilo 2018 東京公演

@東京 ティアラこうとう https://www.kcf.or.jp/tiara/

出演: Cuarteto Pichuco

小川紀美代(Bn) 石井有子(Vln) 金益研二(Pf) 吉田水子(Cb)

Guest : 宮川明(Gt)

13:30open/14:00start 前売¥3800/当日4300



猛暑の中(汗)長文お付き合い頂き、ありがとうございました。


8月は公演の内容を詰め、クォリティーを上げるべく動いていこうと思っています。

皆さんもどうか、体調にはお気をつけて。

夏を乗り切りましょう!


日本はもうすぐお墓まいりの季節です。


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