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執筆者の写真小川紀美代

ほぼ週間ゴルド通信vol.3 2018.1.23

更新日:2018年1月30日

いやー、久しぶりのすごい雪でしたね!

昨夜は雪見酒がつい、盛り上がり過ぎてしまいました(汗)。

しかし、しんしんと降りしきる雪と湯豆腐と熱燗と、、、おととい仕入れた博多の柚子胡椒がものすごく辛くて美味しくて、日本人ていいなあ。。としみじみしてしまいました。

2週間後には真夏のブエノスアイレス。

難航していた現地での録音スケジュールも、アミーゴたちの協力でだいぶまとまって来ました。

あとは練習あるのみ!

今日も頑張りますっ!


今回ゴルド通信では、ブエノスで録音する曲たちを少し紹介したいと思います。


まずは、18 de Mayo(5月18日)という私のオリジナル曲。

この曲はトロイロの命日である5月18日にちなんだ曲です。

前日に自宅で録音し、お孫さんのフランシスコに送ったところ、なんとブエノスのFM局で命日当日、トロイロ特集番組で流してくれました。

リアルタイムのブエノスの夕刻と日本の朝、ネットラジオでこの曲が流れて「音楽には国境も時間も距離も、関係ない」というコメントを頂き、、涙が止まりませんでした。

なんとそのネットラジオ映像?を生徒ちゃんが撮影してくれています。

聴いてください。

ちなみに「キミージョ」=「キミヨ」です笑。



その後、フランシスコとのやりとりが続き、「あなたのおじいちゃんの曲で何が一番好き?」と聞いたら、「Sur」(南)と即答でした。

アルゼンチンの南、ブエノスアイレスでの思い出を懐かしむ追憶の曲。

かなり独自のアレンジで作り込みましたが、気に入ってもらえたようでちょっとびっくりでした。本場は懐が深いのです。


トロイロ楽団の編曲者だったラウル・ガレーロの素晴らしいバンドネオンソロ。

トロイロのバンドネオンで演奏しています。

この楽器で、私もSurを録音して来ます。



アルゼンチンでは7月20日が「友達の日」なのだそうです。

その日、フランシスコからメッセージとともに写真とこの映像が送られて来ました。

トロイロとピアソラが見つめあってにっこり笑っている素敵な写真。

そしてVolverのバンドネオンデュエット。

この、素晴らしい演奏に触発されて、Volverをバンドネオンソロにアレンジしました。もちろん、トロイロとピアソラのイメージで。



トロイロの曲で、個人的に好きな曲「La Ultima Curda」(最後の酔い)。

辛い恋の経験をバンドネオンに語りかける、というか、愚痴っているというかぶつけている、かなり激しい歌詞がつけられています。

白昼夢とかなりの二日酔いのイメージでアレンジしました(笑)。

アルゼンチンの人々にとって、バンドネオンは嘆きの象徴でもあり、悪魔の楽器であるけれど、自分の魂を表現する愛おしい存在でもあるのです。

アニバルトロイロ楽団とロベルト・ゴジェネチェの唄。



最後は「Romance de Barrio」(下町のロマンス)。

私のアレンジとしては短く、2分半でさくっと弾いていますが実は、自ら創ったとーっても難しいバリエーションをつけてます。。。

「難しさを感じさせずにさらっと軽快に聴かせる」というのが目標なのですが、さあ、どうなるか。

ロドルフォ・メデーロスの丁寧に歌い上げられた素晴らしいトリオ演奏。

ああ、自分の落ち着きのなさを反省させられる映像。



この5曲をバンドネオンソロで録音して来ます。

どんなアレンジなのかはCD発売までのお楽しみ!

CDの発売日を7月11日、トロイロのお誕生日で国際バンドネオンDayにしたいともくろみ中です^^


ほぼ週刊ゴルド通信、最後までお付き合いいただきありがとうございます!

また来週、Hasta la semana próxima !


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